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レアル・マドリーのアドバイザーに就任したジネディーヌ・ジダン氏は、宿敵バルセロナが興味を示しているインテルのズラタン・イブラヒモビッチについて、「わたしが会長なら獲得を目指すだろう」との意見を述べた。
5日にローマで行われた元フランス代表のバンサン・カンデラ氏の引退試合に向けた記者会見に出席したジダン氏は、イタリア紙『コリエーレ・デッロ・スポルト』の取材に対して次のように答えた。
「もしわたしが会長なら、イブラヒモビッチの獲得を目指すだろう。彼は最高の選手であり、チームに変革をもたらすことのできる数少ない選手だ。インテルのここ数年にわたるスクデット(セリエA優勝)獲得においても、絶対的な主役を演じてきた」
一方、獲得が濃厚と見られているミランのカカについては、「もうレアル・マドリーとの契約にサインしたのでは?」と報道陣に逆取材をするとともに、もし入団が決定した場合には、かつて自身が着けていた背番号であり、ファビオ・カンナバーロの退団に伴い欠番となる“5番”のユニホームに袖を通すことに期待した。
「わたしは会長ではないし、今はローマにいるので、最新の情報は知らない。いずれにしろ、カカがレアル・マドリーの選手になることを願っている。彼が、わたしが身につけていた(5番の)ユニホームを着ることになるなら、不快になるどころか、むしろ大歓迎だ」
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ジネディーヌ・ジダン(Zinedine Yazid Zidane、IPA:[[ˌzineˈdin jaziːd ziˈdan]]、1972年6月23日 - )は、フランス国籍の元サッカー選手。2006年7月9日のドイツW杯決勝(対イタリア戦)が現役最後の試合になった。
アルジェリア移民二世でベルベル系のカビル人。マルセイユ北部郊外のラ・カステラン地区の貧困な団地で育った。ポジションは攻撃的ミッドフィールダー(トップ下)。愛称「ジズー」、「将軍」(同じフランスのミシェル・プラティニもかつて将軍と呼ばれており、初期の愛称は「プラティニ2世」)。なお一部の雑誌では、より原音に近い「ジダヌ」という表記がなされることもある。
サッカー史上最も偉大な選手の一人と評価されており、90年代後半から2000年代前半までの全盛期においてはリバウド、フィーゴ、ロナウドと共に「世界最高のサッカー選手」と称えられた。FIFA最優秀選手賞3度、バロンドール、ゴールデンボール賞などの個人タイトルに加え、ワールドカップ、欧州選手権、トヨタカップ、チャンピオンズリーグなどの主要タイトルをすべて制覇。アルジェリア移民2世という彼自身の出自も手伝って、移民国家の象徴としてフランスではスポーツ選手の枠を超えた絶大な人気を誇る英雄中の英雄である。
大舞台での勝負強さ
また、大きな大会になるほど力を発揮するのも彼の特徴である。 ワールドカップ通算12試合5得点、欧州選手権通算13試合5得点。W杯決勝通算3得点はペレ・ババ・ハーストと並び史上最多タイ、また2大会に渡る決勝戦でのゴールはペレ・ババ・ブライトナーに続き史上4人目。
1998年のFIFAワールドカップ・フランス大会ブラジルとの決勝戦で、ジダンはCKからのヘディングで2得点を挙げる。とりわけ、2点目はブラジルの守備の要であったドゥンガを弾きとばして得点を決めた。ブラジルはジダンがキャリアの初期においてヘディングを苦手にしていたことから特に1点目はマークを徹底できていなかった。
また、2002年チャンピオンズリーグ決勝のレバークーゼン戦でのゴールは、彼の技術・勝負強さを最も物語っているプレーであり、選手ジダンのハイライトとも言える。1対1の同点で迎えた前半終了間際、ロベルト・カルロスが左サイドから送った山なりのボールを、ペナルティエリアの外から左足でダイレクトボレーシュート。ボールは綺麗な弧を描きゴール左上隅に突き刺さった。サッカー史上最も美しいゴールのひとつと言われるこのボレーが決勝点となり、ジダンはキャリア初のチャンピオンズリーグ制覇を成し遂げた。
EURO2004グループリーグ・イングランド戦ではロスタイムに2ゴールを決め逆転勝利に貢献。最初の同点となるフリーキックは相手キーパーが一歩も動けない見事なものであった。
現役最後の大会となった2006年のFIFAワールドカップ・ドイツ大会でも、低調だったグループリーグから一変、決勝トーナメントでは全盛期を彷彿とさせるプレーでフランスを決勝にまで導いた。準々決勝ブラジル戦ではアンリの決勝ゴールをアシストし、この試合のMVPに選ばれた。これまでジダンのアシストからアンリがゴールを決める場面は、共に出場したフランス代表55試合で1つもなく、メディアからの批判を受けていたが、これが初めてにして唯一のアシストとなった。
[編集] もう一つの顔
寡黙ではにかみ屋という好青年という印象がある一方、ピッチにおいては瞬間的に頭に血が上りやすいことでも知られている。試合において、暴力行為により警告を受けたり退場になったりした回数は少なくない。キャリアを通じて受けたレッドカードは通算14枚ある。 有名なところでは、1998年フランスW杯でサウジアラビアの選手を両足で踏みつけ(2試合出場停止)、ユベントス時代の2000年チャンピオンズリーグではハンブルガーSVの選手へ頭突き(5試合出場停止。相手の選手であるキエンツは脳震盪を起こした。この行為により、確実視されていたその年のバロンドールを逃す結果となった。)、レアル・マドリード時代の2004年リーガ・エスパニョーラではムルシアの選手に対して頭突き、また、2005年のリーガではビジャレアルの選手に対して突然平手打ちをするなど、プレイ中に関しては普段の紳士ぶりからかけ離れた姿を見せてしまう事もあった。
2006年ドイツW杯の韓国戦で警告累積、次の試合が出場停止になった際、スタジアム内の扉を蹴り壊した。通常は修繕されるものだが、施設側は「サッカー史上最も偉大な選手の一人に蹴られた扉」ということでそのまま保存することに決めた。 また同大会の決勝戦でも延長戦後半、イタリアのマテラッツィに対する頭突き行為によりレッドカードを受け退場し、現役最後の試合を終えた。
パス、ドリブル、トラップといったボールを扱う技術は超一級品で、シュート、フリーキックの精度も高く、ボールコントロールに関しては歴代の名選手の中でも別格。上体を生かして懐深くボールをキープ、両足を巧みに使いながら複数の相手DFをかわし、抜群の視野の広さを持って前線へ正確なパスを送るプレーが彼の真骨頂。まるで踊っているかのような優雅なボールキープで試合を支配する様は指揮者を意味する「マエストロ」と評される。
ジダンの周りだけ違う時間が流れている様に見える独特のボールタッチや、ほとんど倒れそうな状態からでも正確なパスを送ることのできるバランス感覚など、人間技とは思えないほどのプレーをすることから、「宇宙人」とのニックネームもつけられた。世界的スターが集まった2000年代前半のレアル・マドリードでも、彼の存在感は際立っており、多くの評論家・解説者が「ジダンのプレーは次元が違う」「彼は別の惑星から来た選手なのか」とため息を漏らしていた。チームメイトのベッカムやロナウドといった一流の選手も「世界最高の選手」と公言してはばからなかった。ロナウジーニョもベストプレイヤーの1位にジダンを挙げ、「歴代最高の選手」と讃えている。
クライフ、ベッケンバウアー、プラティニなどの超一流選手を退けて、UEFA(ヨーロッパサッカー連盟)から、過去50年間におけるヨーロッパ人中最高の選手として表彰された。
見ている側からは上手くて華麗といった評価がほとんどであるが、実際に戦った選手からは特に体力的な強さを強調する感想が多く、ボールをとられないために技術だけでなく当たりの強さも持ち合わせていることが彼のプレーの下支えとなっていると言われている。
また、試合中は高い戦術眼を生かして上下左右に流れることが多く、相手チームの監督は本来のジダンがいるはずのエリアとは別にマンマークをつける必要が出てくるため、当たりたくない選手によく挙げられる。 利き足ではない左足でセットプレーを蹴ることもあるほど逆足の精度も高く、守る側としては非常にやっかいである。
得点力に関してはプラティニやジーコなどといった同ポジションの歴代名選手と比べると物足りないとされるが、これらの名選手は「FW」であるセカンドトップとして出場することもしばしばあった事に対し、ジダンはあくまで攻撃的な「MF」であった事を考えると、一概に比較は出来ない。またプラティニ自身も、「あなたとジダンとの違いは?」と聞かれて「私はゴールすることが最大の喜びだった。それが私とジダンの違いだ。」と答えている。2006年1月15日のセビージャFC戦でのハットトリックはプロ17年のキャリアを通じ初めてのことであった。
彼の得意技「ルーレット」とは、ドリブルの途中、両足の裏でボールを転がしながら一回転をし、プレスに来た相手選手をかわす技である。彼が考案した技ではないが、トッププレーヤーでこの技を試合中に頻発させるのは彼以外にいないため、ジダンの代名詞ともなっている。これにはジダンの両方の足を利き足のように扱う事ができる卓越した技術があるからである。全速力でのドリブルの最中に後方からボール奪取に来た相手選手をこの技でかわすこともあり、並外れた彼のボールコントロールの技術、バランス感覚、視野の広さの全てが一体となっているからこそ可能な技であるといえる。ただし、ジダンは「このプレーは必要な場合に使うのであって相手選手に失礼になるような使い方をしてはならない」と云う発言を残している。日本においては、ジダンの出身地がマルセイユであることから、「マルセイユ・ルーレット」とも呼ばれている。ダイレクトボレーシュートも得意技のひとつとして挙げられる。